こんにちは💫
動物たちの体調不良のサインはその大小に関わらず、
たくさんのサインがあります。
『体調不良の大きなサイン』
・吐き気、下痢、食欲不振、元気消失、飲水量の増加、血尿、血便、体重減少、疼痛
『体調不良の小さなサイン』(たくさんのサインがありますので、一部のみ記載します。)
・表情の変化(特に目の表情の変化:浮腫み、まぶたが下がる、瞬きの回数など)
・鼻の乾きや口角のたるみ
・涎の量、口臭の増加
・顔から首かけての浮腫み
・四肢の冷え(手足の冷たさ)
・息遣いが荒い
・お腹の張り
・歩き方の変化
・うつむき姿勢、伸びをする姿勢
・排泄間隔の変化(臭いの変化)
私たち獣医師は、主に『体調不良の大きなサイン』を指標に、重症度を判定していきます。
ですが、病気の早期発見には『体調不良の小さなサイン』が一番大切だと考えております。
では、当院に来院されましたわんちゃんの実例をご紹介いたします。
『ご家族様の主訴』:1週間前よりどこか辛そうにしている。
具体的にお話を伺ったところ、お散歩時にとぼとぼ歩き、うつむくことが多くなっていました。
また、食べる時間が遅くなり、表情も暗い顔をしていました。
上記の症状はまさに『体調不良の小さなサイン』です。
このわんちゃん、実はペットボトルの蓋を誤食していました😥
通常、誤食をすると、『吐き気や食欲不振』といった『体調不良の大きなサイン』を訴えることが多いです。
誤食したものが影響して、胃炎や腸閉塞などの病気を発症することが『吐き気や食欲不振』を引き起こします。
もちろん、誤食したものの種類によっても、症状の大きさに変化が出てきます。
アリイ動物病院では、診察時に『動物たちからのサイン』と同じように
『ご家族様からの稟告』を非常に大切にしております。
気になることや、最近増えたなと感じる小さな変化は、
遠慮なくお伝えください。
実はその変化こそが『体調不良の小さなサイン』の可能性もあります。
宜しくお願いいたします。
アリイ動物病院 院長