犬や猫が食べてはいけないもの💦

こんにちは⭐️
3連休も今日が最終日です。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今日は、犬、猫が食べると危険なものをその症状と一緒にまとめてみました。
下記に記載する食べ物は過剰摂取すると、重篤な症状がでます。個体差やその子その子の体調でも、その中毒症状の有無が変わってきますので、注意して下さい。
【定番の禁忌食】
1.ネギ類(タマネギ、ネギ、ニンニク、ニラ)
アルキル・プロピル・ジサルファイドという成分により、血液中の赤血球が破壊され、貧血や血尿を引き起こす中毒です。重度の中毒に陥ると、命に関わる問題ですので、日頃から注意が必要な食べ物です。
2.チョコレート(カカオ豆)
チョコレートやココアに含まれるテオブロミンという成分により、あえぎ、痙攣、下痢、嘔吐などを引き起こす中毒です。10kgの犬で、市販の板チョコ1枚が中毒量になります。チョコレートも重度の場合は、命に関わります。
3.骨(豚、牛、鶏、魚)
胃や腸に入ることで、腸閉塞や穿孔を引き起こす可能性があります。
鶏の骨だけは、そのまま胃酸によって溶ける可能性がありますが、牛や豚などの骨は要注意です。
4.キシリトール
キシリトール配合のガムやハミガキ粉を代表に、ご家庭内にキシリトールが入っているものは意外と多いと思います。
キシリトールによって、インスリン(血糖値を下げるホルモン)が過剰に放出され、低血糖や運動失調、痙攣などを引き起こす中毒です。明確な中毒量は分かっていませんが、10kgの犬で、ガム2-3枚(個)で中毒量になると考えられています。
【意外な禁忌食】
1.ブドウ
中毒の原因物質は未だに分かっていません。また、その中毒量も個体差があり、少量でも中毒状態になる場合があります。(たくさん食べても、全く症状を起こさない子もいます)
嘔吐、下痢、尿量の減少などを引き起こし、重篤な腎臓病に陥ります。そのため、中毒状態に陥ると命に関わる問題ですので、注意が必要です。
2.生のイカ、タコ、エビ、魚の内臓
チアミナーゼ(ビタミンB1分解酵素)という成分により、痙攣を引き起こすビタミンB1欠乏症の中毒です。
ビタミンB1は猫の方が要求量が多いため、犬より簡単に発症します。
そのため、とにかく加熱処理することが予防方法になります。(加熱することで、与えてよい食べものになります)
 
秋はやっぱり『食欲の秋』ですね🎶旬のぶどう🍇さんまの塩焼き🐟寒くなってくるとお鍋が美味しい季節ですね🎶
くれぐれも食材の管理には気をつけてくださいね🎶
アリイ動物病院 院長