こんにちは🎶
今日はハムスターさんについて、日頃の診療を踏まえてお話ししていきたいと思います。
最近は、ハムスターと言ってもたくさんの種類の子が増えています。
ゴールデンハムスターやキンクマと言った体格がしっかりしている子、
ジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターと言った小柄な子まで、
実に様々な子とお会いしております。
性格も違えば、食の好みも、みんな違います😀
抱っこしやすい子🎶運動好きな子✊いたずら好きな子😓
お家では暴れん坊でも、診察中はかたまってしまう子😃
最初から怒りん坊の子💧
みんな、違いますね✨
そしてハムスターさんの診察で共通の悩みですが・・・
体が小さいので、性格次第で行える検査(超音波検査、レントゲン検査など)が
本当に変わってきます😞
そのため、ご家族様の稟告(いつからの症状で、普段と比べてどこが調子悪いのかなど)
がとても大きな情報になってきます。
当院には様々な悩みを抱えてハムスターさんが来院されています。
抱えている悩みは私たち人間とほとんど同じです。
皮膚炎(皮膚の赤みや脱毛)、結膜炎(涙が多い、目の赤み、緑の目やに)、
腫瘍(体の表面、お腹のなか)、腰痛(意外と多く経験します)、
下痢、肺炎、子宮疾患、肝臓疾患などを多く経験しております。
実際に、ハムスターさんのレントゲンを撮影してみると、
1、腰痛(骨のずれがあります)
2、肺炎(左が正常、右が異常です)
左の写真は中央に心臓の影(白い影)があり、その両側に肺の影(黒い部分)があります。
右の写真は全てが白い影になっています。
治療も私たち人間と同じ、飲み薬と点滴、注射で行なっております💉
でも、注射はみんな嫌がります。
基本的には飲み薬を主体にご案内しておりますが、
食欲不振の際は、点滴と注射を併用しながらの治療もご相談しております。
ハムスターさんの寿命は2年〜3年と言われております。
私たち人間とは時の流れが大きく違います。
動物たちの時間軸を単純に計算することはできませんが、
ハムスターさんの1日は私たちの1週間以上に匹敵する時間の流れです。
体調が悪い場合には、あまり様子を見ないで、
2〜3日以内の早めの受診を心がけてください。
早期治療を受けて頂くことで、多くのハムスターさん達が元気になっています🙂
宜しくお願いいたします。
アリイ動物病院 院長